観光地の英語看板、こう書けば伝わる!
2026年6月10日 · 翻訳のコツ
はじめに
日本各地の観光地には英語の案内板が設置されていますが、直訳調で意味が伝わりにくいものや、文化的な背景の説明が不足しているものも多く見られます。この記事では、外国人観光客に「本当に伝わる」英語看板の書き方を解説します。
観光地の英語看板でありがちな問題
- **情報が多すぎる**: 日本語の案内をすべて翻訳した結果、長文になりすぎて読まれない。
- **文化的背景の説明不足**: 「本殿」「手水舎」「鳥居」などの説明がなく、何のための建物か伝わらない。
- **直訳による不自然な英語**: 日本語の語順のまま訳されている。
効果的な英語看板の書き方
1. 簡潔にまとめる
英語の看板では、要点を絞ることが大切です。
- ❌ "This shrine was built in the year 1623 by the first lord of the domain and has been rebuilt several times since then, most recently in 1952."
- ⭕ "Built in 1623. Reconstructed in 1952."
2. 文化的な補足を加える
外国人には当たり前でない概念には、短い説明を添えましょう。
- **"Torii Gate — A traditional gate marking the entrance to a sacred area"** (鳥居 — 神聖な場所の入口を示す伝統的な門)
- **"Temizuya — A water basin for ritual purification before worship"** (手水舎 — 参拝前に手と口を清めるための水場)
- **"Omamori — A protective charm available for purchase"** (お守り — 購入できるお守り)
3. 行動を促す情報を含める
観光客が「次に何をすればいいか」がわかるようにしましょう。
- **"Please remove your shoes before entering."** (入場前に靴をお脱ぎください)
- **"Photography is not permitted inside."** (館内での撮影はご遠慮ください)
- **"Free audio guide available at the entrance."** (入口で無料の音声ガイドをご利用いただけます)
多言語対応のすすめ
英語だけでなく、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語なども併記すると、より多くの観光客に対応できます。QRコードを使って多言語の詳細情報にリンクするのも効果的な方法です。
まとめ
観光地の英語看板は、「翻訳」ではなく「文化の通訳」と考えましょう。外国人の目線に立って、何を知りたいかを想像しながら作ると、より良い案内板になります。